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リストラ!破滅への筆跡 2

残業代は完全に支払っていると誓約書にサインをさせられたのは同業他社が事故を起こし夜中までロクに睡眠時間も与えずに仕事をさして居た事もあるが
ウチの会社の他部署の社員が会社を辞める時に労働基準監督署に
駆け込んだからだ。それだけでは中々労働基準監督署に動いて貰えないが
彼は一年分の勤怠表のコピー 給料明細書 上司のパワハラ的な言動
残業時間カットしろと言う怒豪を録音してそれを全部提出し労働基準監督署が
動く事になった。
支払われたお金は微々たるものだが会社に対して不平不満が溜まりに溜まっていた 私達は歓喜した。
それから 3ヶ月程は残業代は普通に出たが 元々ブラック企業 そう簡単に会社の体質が変わる訳も無く 直ぐに元に戻った。前と違ったのは残業代は貰って
います。労働基準を会社は守っていると言う誓約書を会社が握った事だけだ。

この時SV(スーパーバイザー)の私は毎月残業時間が170時間を超えていた。
一般のルートマンでも80時間を超えている。
私はSVなので毎月150時間は自己申告で残業代カットしていた。
自己申告でカットせざる終えない空気だったからだ。残業も酷いが上司から
物凄いプレッシャーを掛けられた(勿論上司は更に上の役員に物凄プレッシャーを掛けられていた。そう言う体質の会社である)
この時 精神的に限界に来て毎日会社を辞めるべきか自問自答していた。

私が限界に達している時に2人の社員が同時に限界を超え1人は会社の屋上から
飛び降りて亡くなった もう1人は私がSVで指導の為ルートに同乗した時から
会話が噛み合わないと思いおかしいとは思っていたが突然笑いだしたり
突然泣き出したりして目の焦点が合ってない様な状態になり直ぐに会社に
連れ戻した。彼女が社会復帰するまでに3ヶ月位掛かった様だが無情にも
会社はクビを宣告した。私の身近な人が狂うのをこの時期初めて見た。
しかも2人もだ。
私の人生で想像も出来ない程の出来事だった。
だがこの後まさか私の身にも同じ様な事が起こるとはその時は自分でも
思わなかった。

続く。